【一次加工】おから微粉末(その1) 花見事業所
花見事業所です。
昨年末のTVで話題になってから今日まで、生産が追いついておりません。現在予約注文に対応しておりまして、2月中旬までは、毎日限定して少しずつしか販売できない状態が続きます。今しばらくお待ち下さい。
手前味噌になりますが、この商品が売れている理由は2つ、一つ目は「国産のブランド大豆を使用している」こと、二つ目は「微粉末でありその割安感」だと思います。もちろん大前提として、ちょっとしたブームが続いていることは疑いようのない事実です。TVで話題になる前は、まったく売れていませんでした。今ではネットショップに在庫を入力すると、びっくりするくらいの早さで売り切れてしまいます。
さて、今回はこの2つの理由について、少し説明を加えていきたいと思います。
まずは、「神倉大豆」についてお話します。
①産地について –神倉(かんのくら)大豆とは–
鳥取県三朝町神倉集落で古くから栽培されていた品種です。この地大豆ですが、私自身「美味しい大豆」が三朝にあるという噂を聞いたくらいの認識でしたが、目立つようになったのは最近になってからです。イソフラボンを多く含むことがわかり、粗蛋白含量、全糖含量も高水準の貴重な品種であることが明らかになったのです(鳥取県のHPより一部抜粋)。三朝町で栽培が振興され(三朝町外で栽培することは許されておりません)、県・町の行政、大学などの研究機関、JA・学校・民間企業などが協力し商品開発が進められるようになりました。大粒の大豆を活かして、豆腐、納豆、豆乳などが販売されていますが、いずれもすごくおいしいんです。栄養が豊富なのも重要ですが、美味しいというのが嬉しいです。しかしながら、栽培農家さんの減少に伴い、生産量が伸びないのが大きな課題となっています。
希少な大豆であるために、豆腐の生産量が少なく、それに伴い「おから」の量も限定されてしまうのが残念です。
②調達について
提携先の豆腐製造会社さんのご協力があってできました。そもそも、おからは廃棄することが前提になっていますが、廃棄の段階でも衛生的でなければなりません。
みなさんはゴミ箱をいつも綺麗で清潔にしていますか?例えばそういうことです。そして、環境が整っていても、その会社が数種類の大豆を扱っていれば、他と混ざらないように特別に配慮いただいています。なかなかできることではないと思います。本当に有り難いことです。
また、できたてのおからは、温かくて水分を多く含んでいますので、すぐに傷んでしまいます。なるべく早く冷却しなければなりません。そしてその冷蔵された物を、なるべく早く当社に持ち込み、すぐに乾燥処理をしなければなりません。連携と段取りが大切です。
<つづく>