暗黙のルール
皆さんは、ぱにーにで、パンを買う時、どうしますか?
そう!まず、お店の入り口から入って、パンを取るトレーとパンをつかむトングーという物をとります。
それから、パンを色々見て、買いたいパンをトングーでつかんでトレーにのせ、レジに行って、計算してもらい、お金を払い、袋に入れてもらって帰りますね。
これは、当たり前のようですが、当たり前ではないのです。
私達は、生まれてから大きくなるにつれ、こういう世の中のルールを学んでいるのです。
知らない間に、パンを買うルールを学んでいたのです。
ジャングルの中で生まれ育った人は、ぱにーにで、パンは買えません。その経験が無いからです。
こういう風に、「はっきりと言われなかったり、教えてもらえない、私達の日常に潜んでいる『当たり前』となっているルールの事を
『暗黙のルール』
と言います。」
これは、↓ の本に書かれています。
発達障害の方の支援をしていると、この「暗黙のルール」が、「生きづらさ」に大きく関わっていると感じることが多いように思います。
又、実のところ支援する方も、悩んでいる人が沢山いると思うのです。
そこで、色々調べていて、この本に出会いました。
この本を、色々な方にご紹介していますが、支援する人も、当事者も、とてもわかりやすいと言われました。
この本の中には、
「暗黙のルールカード」
というものが付いていて
上と下のカードを切り離し、カルタのように、上のカードを読み、下のカードの中から、適切な物を選ぶというものです。
遊びながら、そのルールを勉強できるという意味では、とても素晴らしいと思いますが、
反面、「こういうルールが、分からない」という事にも、気付かされます。
使い方次第で、小さいお子様から、大人の方まで、暗黙のルールを学ぶ良い機会になると思い、ご紹介させて頂きました。