ぱにーに通信

たこ焼きと障がい者支援

ぱにーに田園町店は、就労継続支援B型事業所です。30名の障害のある方(利用者さんと言います)が「働く練習」をしています。

ぱにーにと言えば、パン屋さんというイメージだと思いますが、実は、パン以外にも、レジンでアクセサリーを作ったり、ミシンでトートバッグを作ったりもしています。

(レジンで作ったイヤリング’)
(ネコ柄のトートバッグ)

湯梨浜店では、「ランチのうな丼にランチパンの食べ放題がついていたりする」ちょっと変わった、デモ嬉しいお店です(^-^)

なので、何故、パン屋がたこ焼きを焼くのか!!

それは、「利用者さんのスキルを上げるため」だからです。

スキルの上げ方

①たこ焼きを焼くのは、皆んなが楽しいから♪

 楽しくないと、仕事は辛いものです。でも、たこ焼きを焼いて、だれも仕事をしているとは思いません。だって、ぱにーには、たこ焼き屋さんではないから。

たこ焼きパーティー🎉🥳🎉🪅🐙

実は、お仕事に繋がる練習です!

②計量の練習

たこ焼きを焼くには材料がいります。

その材料を決まったレシピ通り計ります。

「適当に」は、ダメですよ。1gの違いもなく、キチンと計ります。

勿論、適当でもたこ焼きは出来ますが、ここはあくまでも「計量」の練習をしているからです。

更には、計量の前に、計る粉(ここでは、星空舞の粉)を持ってきて、職員に、「これで良いですか」と確認します。

次に、レシピカードを見て、計る分量を職員に確認します。

「はかり」を初めて使う人もいるので、スイッチの押し方から教えて、ボールを乗せて、「0」に合わせて初めて計量開始です。

③報連相の練習

ここまでの作業でも、利用者さんが、分からない事や、困ってことがあると、職員に「分からない」と伝える練習もします。

計れたら、「これで良いですか?」と職員に確認します。

つまり、一般でいう「報連相」の練習をしているのですね。

その練習の手段が、「たこ焼きを焼く」と言うことなのです。

利用者さんは仕事をしているとは気付いていません。「楽しくたこ焼きを焼いている」とワクワクしていますが、これが出来るようになると、パン厨房で、パンの計量が出来るようになるのです。

目指せ!パン職人 ٩( ᐛ )و🍞🥐🥖